バス・トラック・大型車用移動式リフト

バス・トラック・大型車用移動式リフト – RAV241の概要 -

バストラック用移動式リフト イメージ

設置工事やピット工事は一切不要! リフト1台あたり7tの能力

イタリア RAVAGLIOLI(ラバリオリ)社の移動式リフトは、トラックやバスなどの大型車両の整備、修理、架装に最適なリフトとして欧米で数多く導入されております。
設置工事やピット工事は一切不要で、作業場所にひとりで楽に移動でき、タイヤにフォークを差し込むだけでバスやトラック等の大型車を簡単にリフトアップすることができます。
リフト1台の能力は7t(トン)。4台で最大28t(トン)の能力があります。
リフトは、4台、6台、8台の組み合わせて接続できます。
当社は、イタリア RAVAGLIOLI(ラバリオリ)社の大型車用移動式リフトの輸入発売元となっております。

新しい公共交通システムとして注目されているBRT(Bus Rapid Transitの略)と呼ばれるバスを利用した高速輸送システム。その大量輸送のためのバスとして使用される連節バスの整備もRAVAGLIOLI(ラバリオリ)社のバス・トラック・大型車用移動式リフトを6台接続で使用すれば、簡単にリフトアップすることができます。
連節バス用移動式リフトの詳細はこちら

連節バス用移動式整備リフト

バス・トラック・大型車用移動式リフト - 特長 -

設置工事、ピット工事は一切不要(2柱リフトやピットリフトより安価に導入可能)

RAVAGLIOLI(ラバリオリ)社のバス・トラック・大型車用移動式リフトは、設置工事・ピット工事が一切不要です。
フロア埋設型の2柱リフトやピットリフトのように、床にピットを掘る工事が必要ありません。
バス・トラック・大型車用移動式整備リフトは、設置工事費や土間工事費が掛からないことから、導入費用を大幅に抑えることができます。

RAV241

ひとりで楽に移動でき、どこでも使用できる

大型のバスやトラックは整備、修理などの作業に大きなスペースが必要で、整備工場の作業効率が悪くなりがちです。
RAVAGLIOLI社のバス・トラック・大型車用移動式リフトであれば、油圧牽引ジャッキ付なので作業場所に一人で簡単に移動することができ、平らなコンクリート上ならどこでも手軽に使用できます。

※ 床コンクリートの厚みは160mm以上必要です。2コラムあたり10t以上の力が加わっても、割れたり沈下しない強度が必要です。

油圧牽引ジャッキ

高い安全性

RAVAGLIOLI社のバス・トラック・大型車用移動式リフトは電動スクリュー方式なので、万が一の場合でも動作が止まるだけで落下の心配はありません。
リフトの上昇・下降にはデッドマンスイッチを採用しており、スイッチを押している間だけリフトは作動し、離すと停止します。また各リフトに非常停止ボタンを装備しています。
バス・トラック・大型車用移動式整備リフトはコラム間で確実な同調を行っています。
PLCプログラミングコントローラーによってリフト間の揚程差をコントロールしており、許容値を超えるとリフトの動作を停止させる安全機能を備えております。

バス・トラック・大型車用移動式リフト非常停止ボタン

優れた安定性

RAVAGLIOLI社のバス・トラック・大型車用移動式リフトはタイヤにフォークを差し込んでリフトアップします。
バスやトラックのタイヤにリフトのフォークを差し込んで使用しますので、リフトから車体が転落する危険性はありません。

バス・トラック・大型車用移動式整備リフトフォーク 

どのリフトからでも運転・停止が操作できる

バス・トラック・大型車用移動式リフトでは、どのリフトの操作盤からでも同調運転による上昇・下降ができます。必要に応じて各リフトの単独運転も可能です。

バス・トラック・大型車用移動式整備リフト操作盤

揚程1760mmのスペースを確保

RAVAGLIOLI社のバス・トラック・大型車用移動式リフトは、揚程が 1760mmありますので、車両下廻りの作業に十分な高さを確保できます。
作業者が立ったまま楽な姿勢で作業することができます。

バス・トラック・大型車用移動式整備リフト 揚程

リジッドラックの使用でタイヤの脱着もスムーズに行えます

RAVAGLIOLI社のバス・トラック・大型車用移動式リフトは、タイヤにリフトのフォークを差し込んで車両を持ち上げますが、大型車用のリジッドラックをご使用されることでタイヤの脱着・交換等足回りの作業がスムーズに行えます。
トラックやバスのジャッキポイント等をリジッドラックの上に載せることで、リフトをタイヤから外すことができますので、大した手間も無く足回りの作業が行えます。

バス・トラック・大型車用移動式整備リフトタイヤの脱着

リフトは8台まで同時接続できる

バス・トラック・大型車用移動式リフトRAV241は、4台、6台、8台の組み合わせで同時接続ができます。
連節バスや3軸、4軸の大型車両のリフトアップが簡単に行えます。

大型車用移動式リフト接続例

タイヤの幅に合わせてフォークの幅を変えられる

大型車用移動式リフトRAV241は、アジャスタブルフォークが標準装備されています。
リフトアップする車両のタイヤ外径(500mm~1200mm)に応じてフォークの幅を調節できます。

フォークの幅を変えられる

フォークリフトを使って移動できる

移動用フォークリフトブラケットに、フォークリフト爪を挿入してリフトを移動させることが出来ます。

フォークリフトを使って移動できる

バス・トラック・大型車用移動式リフト - オプション -

サポートスタンド

サポートスタンド

大型車用移動式リフトの補助やリジッドラックとして便利にご使用いただけるサポートスタンドです。

型式 RAV260A1 RAV270A2
能力 7,500kg 10,000kg
高さ 1,330~2,030mm 1,235~2,040mm
高さ調整 ピン方式 ピン方式+スクリューヘッド
キャスター 2輪 傾斜移動 3輪(スプリング式)水平移動

バス・トラック・大型車用移動式リフト - 仕様/寸法 -

仕様
型式 RAV241(4台接続)
能力 7,000kg×4
揚程 1,760mm
適用タイヤ外径 500~1,200mm
上昇時間(参考値) 約135秒
本体重量 メインコラム480kg サブコラム 460kg
電源 AC200V 3相
コラム間接続 ケーブル方式(電源・同調)
移動方式 油圧ジャッキ式

接続台数 電源容量 電源口数
4台接続時 71A 1口
6台接続時 71A+36A 2口
8台接続時 71A+71A 2口

寸法(mm)

バス・トラック・大型車用移動式リフト 導入事例

大型車整備工場
大型車用の埋め込みリフトを検討中にネットで見つけ電話した。
ピットを掘って設置する埋め込みリフトの設備投資に比べ、価格が思っていた以上に安かったのと、作業者が立ったままの姿勢で整備作業ができる点に魅力を感じ、このリフトを購入した。
設置工事が不要で工場内のどこででも使える点が気に入っている。
大型車架装会社
取引先でこのバス、トラック用の移動式整備リフトを導入している会社があり、「とても便利なリフト」という評価だったので導入した。
下回りの架装作業をするのにとても優れたリフトだと思う。
電動機械式なので落下の心配も無く、トラックやバス等の大型車両の整備をするには安全性も確かなリフトだと思う。
大型バス整備工場
工場の敷地が狭く、ピットを掘ることができないので、大型バスを持ち上げられる安全性の高い移動式のリフトを探していた。
このリフトは、場所をとらない点と安全な点が気に入り、導入を決めた。
大型バス塗装工場
大型バスの下回りの防錆処理やアンダーコートを塗装するのにとても便利なので、この移動式整備リフトを購入した。
以前は、ジャッキで大型バスを持ち上げ、作業者がバスの下にもぐって下回りの塗装をしていたが、危険なことと、ジャッキアップでは塗りきれないところが生じてクレームになることがあったので導入した。
塗装の作業性も向上し、作業者の安全も確保できた。
トラック架装会社
下回りの架装に便利なリフトの導入を検討していたところ、取引のあるバス、トラック製造メーカーでこのリフトが使用されているのを見かけ、紹介してもらった。
四輪をフォークで持ち上げるということは、タイヤが外せないので車検・整備には向かないが、新車の架装の場合は、タイヤを外す工程は無く、むしろタイヤで持ち上げているので下回りの作業をするうえでは、リフトが邪魔にならない。
ピット式だと作業内容によっては無理な姿勢で作業しなくてはならないので、立ったままの姿勢でどこでも作業できるのは安全面を考えてもありがたい。
しかし、何といっても移動式のリフトだというのが便利ですばらしい。
大型特装車整備工場
大型、中型と車種問わず修理を依頼されるが、作業性の向上と作業者の安全性のためにリフトの導入を検討していた。
ピット式のリフトでは設置場所が限られ、導入コストもかさむので、何かいいリフトは無いかと探していたところ、Ravaglioli(ラバリオリ)の大型バス・トラック用移動式整備リフトの存在を知った。工事不要で導入費用が低く抑えられ満足している。
大型バス 板金塗装工場
バスの下廻りの錆による腐食の修理とアンダーコートを塗装するためにラバリオリの大型車用移動式整備リフトを購入した。
高速道路に撒かれる融雪剤によりバスの下回りは錆による腐食が酷い。同社でも毎年多数の修理依頼があるので数年前に埋め込み式の2柱リフトを導入したが、バスの下廻りにアンダーコートを塗装する作業には使い勝手が悪く困っていた。
ラバリオリの大型車用移動式整備リフトであれば、タイヤにフォークを掛けてリフトアップするので、下回りの作業がとても楽である。
また、高速道路を走行していた高速乗合バスの車枠の腐食による部品脱落事故が続いたことから平成26年11月、国土交通省がバスの下廻りの緊急点検実施を通達した。このことからも今後バスの下廻りのフレームの腐食修理とアンダーコート塗布の需要は増えるのではないかとの見込みもありこの大型車用整備リフトを導入した。

イタリア Ravaglioli(ラバリオリ)社イタリア Ravaglioli(ラバリオリ)社について
ラバリオリ

イタリア Ravaglioli(ラバリオリ)社は、自動車整備機器産業で世界有数のメーカーです。
特に、リフト製品、自動車検査機器、ホイールアライメントテスター、タイヤ整備機器の分野に強く、各自動車メーカー及びタイヤメーカーから承認を受けた製品を多く生産しています。
1985年に自動車整備工場向けの機器製造から始まり、現在では、一般的な乗用車リフトから、トラックや軍用車などの大型車両に対応したリフト製品のラインナップまで取り揃えています。
ラバリオリ社は乗用車用2柱リフトだけで、全世界へ30万台販売しており、またBMWやメルセデスベンツから承認を受けたリフトを製造しております。これらのことから、リフトの専門メーカーとしての同社の位置付けがご理解頂けると思います。
また、ホイールアライメントテスター等のホイールサービス機器においても、高い専用性を持っており、常に最新の技術を取り入れた製品の供給を行っています。株式会社アイペックは、日本におけるラバリオリ社の輸入代理店です。