2026/10/17(公開)


自動車の鈑金修理において、交換パネルと既存パネルの表面を正確に揃えることは、修理品質を左右する重要な工程です。
特に突き合わせ溶接では、隣接するパネル同士にわずかな段差が生じるだけでも、溶接後の仕上げ作業に影響します。
ドイツの自動車ボディ用特殊工具メーカー Wieländer+Schill(WS) が開発した「WS NivelFix」は、こうしたパネルの位置合わせを簡単かつ正確に行うための専用ツールです。
隣接する2枚のパネルの高さを調整し、表面を同一面に揃えた状態で保持することで、溶接作業をより確実かつ効率的に進めることができます。
隣接する2枚のパネルの接合部にNivelFixを取り付け、ネジ機構を調整することで、パネル間の高さの違いを補正します。
両方のパネル表面を同一面に揃えた状態で保持できるため、溶接前の正確な位置決めが容易になります。
NivelFixを複数使用することで、長い接合部や曲面を含むパネルでも、複数のポイントで位置合わせと保持が可能です。
サイドシルやホイールアーチなど、曲線を含むパネル接合部にも柔軟に対応します。
NivelFixは接合部を一定間隔で保持するため、固定箇所の間に溶接作業用のスペースを確保できます。
位置合わせした状態を維持しながら仮溶接を行い、その後NivelFixを取り外して残りの溶接を完成させます。

溶接前にパネル同士の面を正確に揃えることで、段差に起因する溶接後の修正作業を軽減し、均一で美しい仕上がりを実現しやすくなります。
新しく取り付けるパネルを所定の位置に合わせ、既存パネルとの接合位置を確認します。
パネルの接合部にNivelFixを取り付けます。
本体のネジ機構を調整することで、隣接する2枚のパネルの高さを補正し、表面が同一面になるように位置合わせします。
接合部の長さや形状に応じて、複数のNivelFixを使用します。
パネルの位置を保持したまま、NivelFixの固定箇所の間を仮溶接します。
仮溶接によってパネルの位置を固定した後、NivelFixを取り外します。
残りの接合部を溶接し、溶接工程を完了します。
WS NivelFixは、隣接するパネル同士の正確な面合わせが求められる、さまざまなボディ修理作業に適しています。
サイドシル交換時のパネル位置合わせ
曲面を含むアーチ部分の接合・面合わせ
フェンダーパネルの部分交換・補修
パネル交換時の接合部の位置調整

① 取り外し
3mmのピンポンチで既存の固定ピンを押し出し、T字型ピンを取り外します。
② 取り付け
新しいT字型ピンを差し込み、新しい固定ピンを打ち込んで固定します。
注意:必ず新品の固定ピンを使用してください。
必要工具:3mmピンポンチ(製品には付属していません)
| 製品名 | WS NivelFix |
| 読み方 | ニベルフィックス |
| 品番 | 871033 |
| メーカー | Wieländer+Schill GmbH & Co. KG |
| ブランド | WS |
| 用途 | 自動車ボディパネルの位置合わせ・固定補助 |
| 調整方式 | ネジ式 |
| セット内容 | 5個入り |
| 日本販売元 | 株式会社IPEC |
ドイツ Wieländer+Schill (ヴィランダー&シル)について